今日はぶらかま あまりに陽気が良いものだから、池上線に乗って、昼の蒲田に来てみました。

今年は桜の開花が早かったですね。蒲田には、仕事明け夜に訪れる機会が多いのですが、あまりに陽気が良いものだから、池上線に乗って、昼の蒲田に来てみました。

さすが蒲田、昼間から飲めますが止めときましょう(笑)
ノープランなので、商店街をブラブラ。

今年から、無料Wi-Fiがつかえるようになりました。


下町価格?、蒲田って物価が安いと思う。

あ、大好物発見(笑)
まもなく商店街を抜けるというあたりで、花びらが舞い込んできたのでその先をのぞくと、

神社がありました。
……なんてしらばっくれてますが、大田区生まれが蒲田の御園神社を知らないわけないですよね(^^;)。地元からビミョーにずれているので、実は中に入ったことが無いのです。

散り際なのがちょっと残念。満開の頃はもっと綺麗なんでしょうね。
多くは無いですが、参拝の方が途切れることなく訪れます。
風を受けるたびに、みるみる散っていきます。





ごめん、起こしちゃいました?(^^;)
小さな祠が2つありまして、お稲荷様と、もう一つが

おしゃもじ……様?
帰宅後調べてみましたが、
……元の社の形の、細い参道と境内の形がおしゃもじの形状で
ふむふむ
……かつての名称である「石居神(じゃごじ)社」が訛ってしゃもじに
ええと、社の形じゃないの?
……多摩川の洪水によって漂着した猿田彦命を祀り、「おしゃもじ様」と称し
ん、猿田彦?

この方ですか?
どれが由来なんですかね?(笑)。諸説ありっていうことかしら。
こうも色々あると気になります。社務所の方がおられたら聞いてみたいネタです。
気が付くとお昼どき。暖かく風はさわやかでベンチもあるし、弁当を買ってここで食べてもよかったかな?。とはいえ昼間の蒲田に来たら、久々に行きたいお店があるのです。そこでお腹を満たさんと再び商店街へと戻ります。

テラスドルチェさん。
サンロードにある老舗の喫茶店です。

どのくらい昔からあるかというと、

私が30数年前、初デートなるものをさせてもらったとき座ったのがこの場所です。つまりそれ以上昔から営業されています。椅子とテーブルは、当時と同じ場所に鎮座しておりました。
口の中が一瞬甘酸っぱくなり、そしてすぐにほろ苦い味へと変わります。

テーブルの傷も、長く愛されてきた証しかと。
今日は1人なので、カウンターに案内してもらいました。

徳用マッチなんて、すごく久しぶりに見た。

ドルチェさんではサイフォンで1杯ずつ、丁寧にコーヒーを淹れられています。
隣の気さくなお父さん、最近までクリーニング店を営んでらしたそうで、ドルチェさんの開店当時から、蒲田へ御用聞きに訪れた時は必ずここでコーヒーを飲んでから帰ったそうです。辞められた今もなお常連さんとのこと。

「もう仕事辞めたから歩いて来るけど、昔はそこらへんにクルマを止めて飲みに来れたんだよ。それがいつからか通報されるようになっちゃって(笑)。」なんて話しておられました。確かにゆるい時代がありました。今の人は路駐しちゃ駄目です(^^;)

いたるところに、懐かしさを感じさせるものが飾られています。

そうこうしている間に、オーダーした生姜焼きがやって来ました。

甘辛いたれが、ごはんと最高に合います。お肉だけでは濃いめの味つけも、野菜と一緒に食べると丁度良い塩梅です。
食べ終わるのを見計らって、コーヒーを持ってきて貰えます。

サイフォンごと届き、その場で注いでくれました。

香りも苦みも強いですが、深いといいますか角の丸い、それが全くきつくないコーヒーです。
若いときのほろ苦さが、大人の苦みで洗い流されるようです。
食事もコーヒーも、とても美味しいお店でした。
ずっと蒲田を見てこられたはずだから、次回は昔のお話もお聞きしたいです。ごちそうさまでした。
懐かしい気持ちが湧いてきたので、子どもの頃の記憶を頼りに、もう少し蒲田をブラブラ歩こうと思います。
いや、そっちも魅力的だけど、そっちじゃない。
