古くて新しい、商店街とフィルムの写真。
池上線でぶらぶら、ぶらいけ。今日は戸越銀座。

若い女性を中心に使い捨てカメラや、フィルムカメラが密かなブームになっているのをご存知ですか?
デジタルにはないフィルム独特の写り方や、現像、プリントし終わるまでのワクワク感がたまらないのだそうで、データ化してSNSにアップするのだそうです。Instagramで「♯フィルムカメラ」と検索してみたところ、なんと16万件を超える投稿がありました。検索した私もビックリです。
エアリーでカワイイ写真は撮れませんが、仕事柄もあり私もフィルムカメラを使います。撮影済みのフィルムがあるので、今日は、いつもお世話になっているプリントショップへ現像のお願いに行きたいと思います。

池上線に乗り、降りた先は戸越銀座駅。
元祖「ナントカ銀座」で有名ですね。
かつて戸越は水はけの悪い土地だったそうで、銀座で処分に困っていた関東大震災の瓦礫を譲り受け敷き詰めた縁から、賑わいにもあやかろうということで、戸越銀座と名乗ったのだそうです。

一昨年、洒落た木造駅舎に生まれ変わりました。今もホームに降りると、木の香りに包まれます。90年という時を刻んだ、ボルトむき出しの素っ気ない旧駅舎の佇まいも好きだっただけに、いささか残念な思いもありますが、これからはこの駅舎が時を刻みます。

駅を出てすぐ、目立つところにこの看板。
時はお昼どき、完全に不意打ちです。卑怯ナリ。

美味しくて、飲むように腹へ吸い込まれました。
初っ端から寄り道しましたが、国道を渡り、目的のお店を目指します。

駅から5分ほど歩くと到着です。

お店の名前は、フォトカノンさん。

業種的に近しいのですが、、私の勤め先と異なり店内が明るくおしゃれです。

今回はフィルム現像だけお願いしました。
大抵お忙しく、後日引き取りなのですが珍しく現像機が空いていて、当日に仕上がるそうです。ラッキー。
それまで、戸越銀座見学といきましょう。

猛烈に暑いです。体脂肪の関係上、超苦手です。

たまらず涼を求め鎮守の森、戸越八幡神社さんへ。
戸越の地名は、江戸越えの村というのが由来だとか。

御朱印を求める方、腰を掛けのんびりされる方、イベントか何かで集う方とで結構にぎわってます。

木陰と、そよぐ風が心地よいです。


お参りをして、一息つかせてもらいました。
のどが渇いたのですが、手水舎しか見当たりません。残念。

飲み物を求め再び商店街へ。こいつはまさに地獄に仏。


戸越銀座商店街は食べ歩きでも有名ですね。
私たちもビールを片手に、パクリ。

休日ということもあり、みなさん、カジュアルにちょい呑みしています。


古きと、

新しきが軒を連ねます。
もっと昭和感がある商店街かと思いましたが、新しい店も多く、カフェが多いというおしゃれな顔も。

夕方に美味しそうなお惣菜が並び、テレビでもたびたび紹介されるこの魚屋さんは7月でお辞めになるそうです。商店街のアイコン的なお店だと思っていたので、残念です。
次にここには、どのようなお店が出来るのでしょう。

氷菓の看板に、つい目が行きます。
薩摩で思い出しましたが、戸越にはかつて、お隣熊本藩の下屋敷があったそうです。

量り売りのコーヒー店の、猛烈に良い香りに引き寄せられます。
淹れたてのアイスカフェ・ラテでひと休み。ここのコーヒーは本当に美味いです。

昔からの理髪店は、顔剃りが最高に気持ちい良いんですよね。

商店街の西の終わりは、中原街道。

中原街道を渡ってすぐそこは、日本一長いアーケードの武蔵小山商店街パルムです。
戸越銀座商店街が約1.3キロ、武蔵小山商店街が約800メートル。東側は宮前商店街、とごし公園通りと立て続きに商店街が並び、総距離は3キロに届きそうな長さです。
品川区、どんだけ商店街が好きなんですか。
どん突きまで来たので戻ります。現像をお願いしたフィルムを、引き取りに行きます。
その前に暑くて疲れました、休憩です。