駅から掘りだせ!思い出タイムカプセル「池上線 旗の台駅」の巻

各駅の地下深くに埋まった思い出という名のタイムカプセルを掘り起こして、そっと開けた時に何が出てくるのでしょうか?

パンドラの箱と同じように辛いことや悲しいことが溢れるのかもしれないですが、最後に残った希望も一緒に出てくることを期待する自分がいます。

 

 

はい、どーも岸本です。冒頭でそれっぽく書いてみましたが、あーゆ文体で書き切れる自信がないので普通に書きます。

 

そもそも「IKETAMA」に参加してるのは、ホームページやサービス運営のアドバイザーやってーーーー!!って、頼まれたからなのに、さらに、書けとは、、、地元の先輩ってすごいよね。グイグイくる。

 

まぁ、サイトの開設祝いで書きますけど、、、

 

何を書こうかなと思った時にこのサイトのコンセプトである「ひとと出来事と記憶をつなぐ」と「池上線、多摩川線沿線」に着目したわけです。

そして、俺も書きたい!私も書きたい!!みたいな感じで投稿集めたりできたら無料でコンテツ増えるし!そんな邪な考えで思いついたのがこちらです。どーーーーん!!

 

『駅から掘りだせ!思い出タイムカプセル』

 

説明しますと、誰しも駅に地縛霊のように住み着いてる思い出ってあると思うんですよ。絶対ある!!!

告白した駅とかキスした駅とか電車とホームの間に挟まった駅とかうんこ漏らした駅とか、大都会東京に住んでたら駅と人は切っても切れない仲なのです。

 

そんな思い出を掘り起こして自分の人生でも語りましょうってことです。で、他人の人生読んで擬似体験して、キュンしたり、ムカー!ってなったり感情揺り動かして更年期障害に負けないようにしましょうよってことです。

 

言い出しっぺなので、ボクの駅との甘くて切なくてロンリーウルフでサイケデリックでオシャンティーな思い出話をどうぞ。

 

駅から掘りだせ!思い出タイムカプセル「池上線 旗の台駅」の巻

 

パチパチパチパチ

 

池上線と大井町線にある「旗の台駅」は、ボクの高校の通学路の途中駅です。

 

大井町線の中延駅と等々力駅を通っていたいんです。

 

ボクは、2つ違いで上と下に兄と弟がいて、18歳まで3人で1つの子供部屋だったから、もうね人の声とか体温とか存在感自体がお腹いっぱいだったので、学校帰りに友達と遊ぶとかほとんどない高校生活を送っていました。

で、小さい頃から自分の世界というか作品の世界に入り込める漫画が好きだったので、中延駅で自転車に乗って、中延、荏原町、旗の台の古本屋を回って帰って、店頭に投げ売りされてる1冊50円とか100円の漫画を買い漁って帰るのが日課だったんです。

 

少年マンガはもちろん、少女マンガだってなんだって、とりあえず絵、キャラ、タイトル、パラってめくって会話のテンポ、などなど惹かれるのが何かしら1個でもあれば買う感じでした。

で、買った漫画を早く読みたくて下の写真の階段のとこに腰掛けて読むのがおきまりの流れでした。ひとりで座って漫画読んでると、他校の生徒とかよくわからない人に、まー声かけられるのです。

 

 

高校2年の9月の話です。

 

その日も100円で買った紡木たく先生の「机をステージに」を読んでるときに、声を掛けられたのです。

 

「何してんの?」、「お前ひとり?」、「どこ?」

 

顔をあげて見ると、眉毛は細いけど体の太い男性(以下:細眉デブ助くん)と襟足だけがやたら長い茶髪の男性(以下:襟足茶太郎くん)の二人が目の前に立っていました。

 

あっ絡まれた!

すぐにわかりました。

 

でも、大丈夫!

17年の短い人生の中でも絡まれに関してはベテラン選手です。小4の時に誰にも媚びずに自由気ままに好き勝手生きてくことを決めた時から、大森、蒲田、西馬込、中延、等々力、いく先々いたることろで絡まれるんだから!!

変なフェロモンでてんじゃねーかってってくらい絡まれてるんだから!!もうね、諦めてこの状況を楽しもうとする自分がいるもの。

 

女の子のウチに初めて電話かける時と同じくらいこの胸の高鳴りと緊張!

今読んでる漫画「机をステージに」の主人公、真紀みたいに胸はキュンキュンするのです。

 

そんなキュンキュンがバレないように抑えながらとりあえず、すっとぼけた顔で返事します。

 

岸本「ひとりで漫画読んでます。どこ?って何ですか?」

 

細眉デブ助くん「どこの学校だよ!」

 

声に怒気がこもった。

 

 

岸本「えっと、、等々力駅が最寄りの園芸高校です。」

 

 

細眉デブ助くん「園芸?何だそれ、お前知ってる?」

 

細眉デブ助くんが襟足茶太郎くんに聞き、襟足茶太郎くんが半笑いで答えます。

 

襟足茶太郎くん「全然知らねー」

細眉デブ助くん「なんかダセーしウゼェーな」

襟足茶太郎くん「まじ、ウゼェー」

 

とか何とか急に二人できゃっきゃしだした。

 

 

語彙が少なくて可愛いなーと思ったけど、この二人だけのやり取りは面白くないので、漫画の続き読もうとページを開くと、持ってた漫画を下から叩かれて、漫画が手からぽーんと飛んだ。あー真紀と高屋の恋模様が、、、、

 

襟足茶太郎くん「何シカトしてんだよ。あぁ!!」(このあぁは「あ」に点々つく感じ の あ"ぁ"ぁ")

 

岸本「あー、ごめんなさいボクに話してたんすか?わかんなかったっす。」

 

襟足茶太郎くん「ごめんじゃねーよ。お前舐めてんだろ!!!」

 

襟足茶太郎くんが凄んできます。顔が近い。襟足茶太郎くんの前歯欠けてるw。

 

 

岸本「いや、舐めてないですよ。」

 

襟足茶太郎くん「いや、舐めてんだろ!!」

 

人生に数度あると言われる舐めてる舐めてない論争を襟足茶太郎くんと繰り広げていると、細眉デブ助くんが急にカットイン

 

細眉デブ助くん「お前、ボコられたくなかったら金払えよ!したら許してやるよ!!」

 

すごい論理!!!細眉デブ助くんすごい!!!面白い!!!

 

岸本「なるほどー、、お兄さん達ついてますね。ボクバイト代出たばっかりで小金持ちなんですよ。」

 

そう言いながらボクは立ち上がり、ポケットから小銭を取り出し、300円を細眉デブ助くんに渡した。

 

岸本「これでジュースでも飲んでください。」(満面の笑み)

 

立ったついでに、飛ばされた漫画「机をステージに」を拾ろったら、背中でチャリーンって音がした。

 

振り返ると300円が散らばっていた。

 

細眉デブ助くん「足りねーよバカ!殺すぞ!!!」

 

んー!!!!たまらない!!!彼らの吐く言葉1つ1つが漫画のザコキャラみたいなんだもん。

 

好きな漫画とか、どのタイミングで悪者に憧れるようになったのかとか、いろいろ聞きたい!

でも、殴られるのは嫌なので扉の空いてる洋服屋さんの方へ歩きお店の扉のとこで声をあげます。

 

岸本「すいませーん、今、ここでカツアゲされてるんですけど、殺すとか言ってるので、おまわりさん呼んでもらえますか?」

 

って、大きな声で言うと、いかついスタッフさん出てきて、

 

スタッフさん「お前ら店の前で喧嘩してんじゃねーよ。邪魔だからどっかいけ!!」

 

と、一喝された。

 

 

細眉デブ助くんと襟足茶太郎くんはパーッと、走って行ってしまった。。。

夕焼け色の商店街を転がるように走る二人の姿を眺めながら

夏から秋に変わるタイミングの真っ赤な夕日が、若者の抑えられない衝動に翻弄される行き場のないドロドロしたエネルギーみたいだなと思うのでした。


おわり

 

======================

 

どうでしたか?

皆さんも駅に埋まった思い出という名のタイムカプセルを掘り起こして開けてみてください。

そして出てきた思い出を是非聞かせてください。

 

 

ではでは、岸本でした。バイバイ・アディオス・さようならー!!

 

 

最後に、旗の台駅側のこの十字路で若きロバート・ジョンソンは、悪魔に魂を売ってギターがうまくなったとかならないとか。

 

ずっと会いたかった

 

沿線のひと、5000字インタビュー

 

 

ぶら〇〇シリーズ

 

池上線・多摩川線の風景、ひと、記憶を写真でつなぐ

 

 

粋場めぐり

 

IKETAMAの粋な酒場をめぐります

 

 

 

IKETAMAあらからると

 

IKETAMA沿線のいろいろな表情を

レポートします



 【ひとにやさしい求人情報】

 

池上線・多摩川線沿線の介護・保育・医療に特化した求人情報

Wワークで働きたい ・子育てしながら資格や経験を活かしたい ・資格はないけれど「ひとに関わる仕事」につきたい

 そんな仕事を身近なIKETAMA沿線で探しませんか?


 【IKETAMAイベント情報】

 

池上線・多摩川線沿線の

楽しい、ためになる、仲間ができる、元気になる

イベントを紹介します