寿司も肉も野菜も楽しみたいという欲張りなあなたへ
【寿司・季節料理 すきあじ】
町工場やシブさのある居酒屋が軒をつらね、下町情緒あふれる"古き良き昭和"な街のイメージがある蒲田。その一方で、近隣の羽田空港の発展や駅前の再開発などにより、街の様相も少しずつ目新しいものへと変わってきている。
そんな蒲田の街を今回は歩いていこう。
蒲田駅西口からほどなく目に飛び込んでくるのが、サンライズ蒲田商店街。総距離約600mにわたるこの商店街のちょうど中ほどまで歩くと見えてくるのが、寿司と季節料理を楽しめるお店「すきあじ」だ。

商店街の喧騒からは少し離れた佇まいの「すきあじ」
店内へ入ると左手にカウンター席があり、またテーブル席やお座敷個室もあるので色々なシーンで楽しめそうだ。店主の高橋健一さんが、はつらつとした声で出迎えてくれる。

店主の高橋健一さん。漫画『ワンピース』を愛読しているという意外な(?)一面も
料理人ひとすじ四半世紀、首相官邸などでもその腕を振るったことがある高橋さん。そのたしかな技術と経験からふるまわれる料理の数々や、珍しい銘柄を取りそろえたこだわりの日本酒などをぜひとも堪能してもらいたい。

お店のイチオシ「すきあじ寿司」(3,500円)。

季節ごとの旬なネタを、目でも舌でも楽しめる「お刺身盛り合わせ」(980円〜)。

豊富なおつまみの数々。その種類の多さに、ついつい目移りしてしまうほど。
寿司はもちろん肉や野菜のおつまみも豊富だが、「気軽に寿司や料理を楽しんでもらいたい」という高橋さんの想いから、どれも質の割にリーズナブルな点がとても魅力的だ。
筆者は食べ物の好き嫌いがなく、酒を飲むときはおつまみがないと飲めないクチなのだが、
メニューを見るたびに「その日のお供」を選ぶ楽しみがあり、つい心が躍ってしまうのだ。
以前からの常連さんはもちろん、最近ではご新規で「女性おひとりさま」も増えているとのこと。寿司屋特有の敷居の高いイメージではなく、居心地の良さをとても大切にしているという店柄がよく表されている。
筆者自身、オープン当初から通っている「すきあじ」。2017年12月にはオープン3周年を迎えた。これからますます勢いを増して蒲田の街を盛り上げていってくれることを期待している。
寿司も肉も野菜も楽しみたいという欲張りなあなた、ぜひ「すきあじ」を訪れてみてはいかがだろうか。
[寿司・季節料理 すきあじ]
東京都大田区西蒲田7−50−6
17:00〜23:00(ラストオーダー)
日曜定休(日曜月曜が連休のときは、日曜営業で月曜休み)